リフォームの流れとは?

初めてリフォームを考えるとき、リフォームに対するイメージはまだ漠然としているのではないでしょうか。

キッチンを新しくしたいなあ・・・
お風呂がもっと広かったらなあ・・・
実家を直して2世帯にできるかなあ・・・

このようなふとした気持ちから、リフォームを考え始めるもの。

ゆえに、いざとなると何から手を付ければよいのかわからないというのが正直なところです。

リフォーム成功のためには、「リフォームの流れを知ること」が第一ステップです。

これを知ることで、どのタイミングで何をすべきか、準備することは何かなどがわかり、一つ一つの過程であわてることなくスムーズに対応できるでしょう。

どんなリフォームがしたいか考えてみよう!

どんなリフォームがしたいか考えてみよう!
リフォームを考えているあなた、家のどんなところをリフォームしたいですか?

人それぞれ違う不満、家ごと違う問題が絡み、少々ややこしいものがリフォームです。

今の自分の不満とこの家の問題点を整理してみましょう。

例えば、

「古くて使いにくいキッチンを新しくしたい」
「狭いお風呂を最新設備のシステムバスにしたい」
「壁紙を張り替えて明るい部屋にしたい」
「間取りを変更して、オープンなスペースにしたい」

などなど、それぞれの思いがあると思います。

中には、実家をリフォームして2世帯が住めるようにしたい、親のためにバリアフリーにしたいという方もいるかもしれません。

地震が恐いから耐震性を上げたいという方もいるでしょう。

不便に感じるところを直して、快適で使いやすい空間にするのがリフォームの目的です。どんなところを改善したいのか家族でよく話し合ってみる必要があります。

時には、家族それぞれの要望が多く収拾がつかない~ということもあるかもしませんが、そのような時のために、予算をきっちり把握しておくことも大切です。

この予算内でできることとして、リフォームの明確な優先順位を考えてみましょう。

リフォームの情報収集をしよう!

リフォームの情報収集をしよう!
情報社会の現代、リフォームについてもインターネットを通じて簡単に調べることができます。

  • どんなリフォームの方法があるのか?
  • どんな会社があるのか?
  • この会社が得意とすることは?
  • この会社の評判は?
  • 費用はどのくらいなのか?

などなど、その情報はあふれんばかり。

色々な会社のHPや、リフォームに関する情報提供サイトをのぞいてみると、リフォームとは何ぞやというところから、リフォームに失敗しないためのコツ、気になるリフォームのスタイル、各社の特徴などがわかります。

これにより、自分がどんなリフォームがしたいのか、どんなスタイルの家にしたいのか、具体的なイメージがわいてくるはず。

そして、依頼したい会社、予算内で収まりそうなリフォームなどがわかってくるでしょう。

会社によってはショールームを設けていたり、現地見学会を開くところもありますので、実際に足を運んでみるのもおすすめです。

担当者と直接話すことにより、パソコンを見るだけでは伝わらない情報や会社の雰囲気も感じられるメリットがあります。

予算をもう一度確認しよう!

予算をもう一度確認しよう!
各社のHPには、リフォームの施工例が掲載されている場合が多いです。現代的で素敵な空間に生まれ変わった例、木の香りが漂ってきそうなリビング、最新鋭の設備のシステムキッチンなどなど、観るほどに「うちもこうしたい!」と思ってしまうのが心情です。

はじめは、「キッチンを新しくしよう」と思っていたところが、素敵な写真を見るたびにあれもこれも欲しくなり、予算オーバーとなる可能性も否めません。

「自分たちが本当に必要なリフォームは何か?」

さらに、

「予算の上限はどこまでか?」

を、明確にしておくことは、とても大切です。

リフォームの難しい点としては、工事を始めてからでないとわからないという部分があります。

住んでいるときには見えない構造体の痛みは、解体してみないとわかりません。

予算内のリフォームを計画していても、実際に解体してみたら予算には組み込まれていなかった構造体の補修が必要であることがわかり、結果予算オーバーしてしまうということも少なくないのです。

そのようなことも念頭におき、本当に我が家に必要なリフォームと予算をきっちり把握しておきましょう。

リフォーム会社を絞ろう!

リフォーム会社を絞ろう!
インターネットの情報から、自分のイメージに合ったリフォームをしてくれそうな会社を選びます。リフォームの内容、予算、各社のテイスト、得意とする分野、評判などを勘案し、数社選んで、問い合わせをしてみましょう。

会社によっては、メールも受け付けています。

直接電話をすることで、相手方の対応の仕方からその会社の雰囲気がつかめる場合もあります。

質問に的確に答えてくれるか?対応は丁寧か?なども、依頼先を決める一つのポイントです。

プランや見積もりを依頼してみよう!

プランや見積もりを依頼してみよう!
問いあわせをして、ココだと思った会社に見積もりを依頼してみましょう。

この時、リフォームについての自分の要望を詳しく伝えることが重要ポイントとなります。

その要望に合わせたプランをつくり、見積もりを出してくるので、後から変更すれば費用も変わってきてしまうからです。

家の築年数から、リフォームしたい場所、不満や不安事項、予算まで、詳細にまとめておくとよいでしょう。

そして、ゆっくり時間をとって打ち合わせを行いましょう。特に予算に関しては、万一の構造体の補修なども含めて、上限をしっかり伝えておくと安心です。

また、同じ内容で数社に依頼することを忘れてはいけません。

そうすることで、のちのち各社の出してきたプランや費用を比較検討しやすくなるからです。

詳細なプランや正確な見積もりを出すためには現地調査が必用となりますので、日時を決めて自宅の現状をしっかりチェックしてもらいましょう。

数社に依頼する時には、別の日か、時間をずらしてきてもらうようにしましょう。

依頼する会社を決定しよう!

依頼する会社を決定しよう!
各社から見積もりが出されてきたら、ひとつひとつ入念にチェックしてみましょう。

まず、

  • 自分たちの希望をしっかり反映したプランであるかどうか?
  • 加えて、

  • プロフェッショナルな立場からのアイデアやデザイン盛り込まれているか?
  • 安全対策は万全か?
  • アフターサービスや保証は十分か?
  • 費用は予算内に収まっているか?

このような点を十分意識して比較検討し、自分にとってベストな会社を選びます。

見積書や設計図などは素人目にはわかりにくこともありますので、不明な点は遠慮せずに質問しておきましょう。

契約に進もう!

契約に進もう!
検討の結果、依頼先が決まったら、いよいよ正式契約です。

契約書は、先の見積書にさらに詳細な要望を盛り込んだ実施プランが反映されてきます。

その内容に間違いがないか、隅々まで確認してから契約を行います。

契約書や約款は、正直言って大変読みにくくわかりにくいものです。

しかし、後々のトラブルを避けるために、不安なところは担当者に説明を求めてクリアにしていきます。

特に、工事が始まってからの構造体や土台のトラブル、追加、変更工事があった場合の対応、アフターサービスなどに注意しましょう。

工事着工前までに行うべき事

工事着工前までに行うべき事
工事契約を交わしたら、工事が始まる前にいくつかやるべきことがあります。

まず、近所に挨拶にまわります。リフォーム会社の担当者が一緒にまわってくれることも多いです。

工事の期間や工事中の騒音・車両の出入りに関するお詫びの一言を伝えましょう。

リフォーム中に仮住まいが必用な場合は、仮住まい場所の手配をします。

比較的意識されにくいことなのですが、リフォーム中には、廃材やごみがたくさん出ます。

家の解体により出る廃材はかなりの量ですし、リフォームすることにより要らなくなる家具があるかもしれません。

工事による廃材については、リフォーム業者が片付けてくれることが多いです。リフォームの規模にもよりますが、廃棄物処分料としてリフォーム費用に計上されてることが多いためです。

しかし、不要になった家具や家電など、自分たちで処分しなければならないものも出てきますので、そのあたりも含め、あらかじめ調べたり担当者に確認しておくとよいでしょう。

引き渡し

引き渡し
工事が無事に完了すると業者が家の中をクリーニングしてくれて、いよいよ引き渡しです。

新しく快適になった家を見たら感動してしまうことでしょう!

しかし、浮かれる心を一旦沈めて、家の中をチェックしてください。

  • 図面通り工事が行われたか?
  • ドアやサッシはしっかり動くか?
  • 照明やスイッチは全て作動するか?
  • キッチンや浴室など設備に問題はないか?
  • 壁紙ははがれていないか?

などなど、担当者の立ち合いのもとに、入念にチェックしましょう。

全てがOKであれば、新しく生まれ変わった家はあなたのもの!

ご近所に挨拶をして、快適な新生活をエンジョイしてくださいね~

まとめ

まとめ
リフォームの大まかな流れ、イメージできましたでしょうか?

ふとした思いからスタートし、一つ一つ段取りをクリアしながら進めるリフォーム。完成した時の感動は計り知れませんね。

成功リフォームのために、ぜひこの流れを頭に入れて、第一ステップを踏み出してください!