「リフォームをお願いしたけど、後で請求された金額が高くてびっくりした…」「もしかしてぼったくられた?」リフォームは高額な工事なので、ぼったくり業者に遭ってしまうと、大きな損失に繋がってしまいます。この記事では、リフォームでぼったくられないために、知っておくべきチェックポイントや、悪徳業者を見抜く方法、トラブルに遭ってしまったときの対処法などを詳しく解説していきます。これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
リフォームの見積もり、本当に適正価格?ぼったくりを見抜くための基本
リフォームの見積もりは、業者によって金額が大きく異なるため、適正価格かどうか判断するのが難しいものです。ぼったくり業者に遭わないためには、見積もりの内容をしっかり確認し、相場と比較することが大切です。
見積もりの内訳をしっかり確認しよう
見積もりには、工事内容、使用材料、工期、金額などが記載されています。ぼったくり業者を見抜くためには、これらの項目を一つずつ確認し、不明な点は必ず業者に質問するようにしましょう。特に、
- 工事内容の詳細
- 使用される材料の品質や種類
- 工賃
- 諸経費
などがしっかりと記載されているかを確認してください。また、
- 見積書に金額が記載されていない項目がある場合は、必ず追加で確認しましょう。
- 口頭での説明と見積書の内容に食い違いがないかを確認しましょう。
- 見積書に記載されていない項目について、追加料金が発生する可能性があるかどうかを確認しましょう。
工事内容の詳細が記載されているかチェック!
見積もりの工事内容には、
- どのような工事をどの部分に行うのか
- どの程度の規模で行うのか
- どのような材料を使用するのか
などが具体的に記載されている必要があります。例えば、「キッチンリフォーム」とだけ書かれている場合は、
- キッチンのサイズ
- シンクの種類
- コンロの種類
- 収納スペースの有無
- カウンターの素材
- 床材の種類
- 壁材の種類
- 照明の種類
など、具体的な内容が記載されていないと、後から「こんなはずじゃなかった」とトラブルになる可能性があります。工事内容が詳細に記載されているかどうかを確認しましょう。
使用される材料の品質や種類を明記しているか確認しよう
リフォームでは、様々な種類の材料が使われます。見積もりには、
- どのメーカーのどの製品を使用するのか
- 材料の品質はどの程度なのか
などが明記されている必要があります。例えば、
- 床材の種類
- 壁紙の種類
- 建具の種類
- 水回り設備の種類
など、使用する材料が具体的に記載されていないと、後で思っていたものと違うものが使われていたというトラブルに繋がる可能性があります。材料の品質や種類がしっかりと明記されているかを確認しましょう。もし、詳細が分からなければ、業者に直接質問して確認しましょう。
悪徳業者にありがちな手口を見破ろう!
リフォーム業界には、残念ながら悪徳業者も存在します。悪徳業者は、
- 必要のない工事を追加で提案したり
- 安価な材料を高く見積もって請求したり
- 工事を手抜きしたり
といった手口で、消費者を騙そうとします。悪徳業者の手口を見破るためには、以下の点に注意が必要です。
無料点検を装って高額な修理を勧める手口
「無料点検」を謳い文句に、訪問してくる業者もいます。しかし、実際には、
- 点検時に故意に傷をつけたり
- 問題のない箇所を問題ありと偽って、高額な修理を勧める
といったケースがあります。無料点検を依頼する場合は、
- 業者の評判を事前に調べる
- 点検前にしっかりと説明を受ける
- 点検後、すぐに契約を迫られないように注意する
など、注意が必要です。もし、無料点検で不安な点があれば、別の業者にも相談してみましょう。
必要のない工事を追加で提案してくる手口
リフォームの途中で、「この部分も一緒に直した方が良いですよ」「この工事を追加すれば、もっと快適になりますよ」など、必要のない工事を追加で提案してくることがあります。このような場合は、
- 本当にその工事が必要なのか
- 追加工事によってどのようなメリットがあるのか
- 追加工事を行わない場合、どのようなデメリットがあるのか
などをしっかりと検討し、納得した上で契約するようにしましょう。
安価な材料を高く見積もって請求する手口
悪徳業者は、
- 安価な材料を高く見積もったり
- 実際には使用していない材料を請求したり
といった手口で、消費者を騙すことがあります。見積もりには、
- 使用される材料のメーカー名や製品名
- 材料の単価
などが明記されているかを確認しましょう。もし、不明な点があれば、業者に直接質問して確認しましょう。また、
- インターネットで材料の相場を調べておく
- 工事中に現場を訪れ、実際に使用されている材料を確認する
なども有効です。
ぼったくり業者を避けるための賢い業者選び
ぼったくり業者を避けるためには、信頼できる業者を選ぶことが重要です。信頼できる業者を見つけるためには、以下のポイントを参考にしましょう。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討する
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、
- 相場がわかる
- 業者の技術力や信頼性がわかる
- それぞれの業者の強みや弱みがわかる
などのメリットがあります。最低でも3社以上から見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。
口コミや評判を参考に信頼できる業者を選ぶ
インターネットや口コミサイトなどで、業者の評判を調べることも大切です。過去の顧客からの口コミや評判を見れば、
- 業者の対応
- 施工の品質
- アフターサービス
などの情報を得ることができます。良い口コミだけでなく、悪い口コミも参考にしましょう。悪い口コミがある場合は、その内容が事実かどうか、業者に確認してみましょう。
契約前にしっかりと内容を確認し、納得してから契約する
契約前に、
- 見積書の内容
- 契約書の内容
- 支払条件
- 保証内容
- アフターサービス
などをしっかりと確認し、納得してから契約するようにしましょう。不明な点は、必ず業者に質問して確認しましょう。また、契約書には、
- クーリングオフに関する記載があるか
- 解約に関する記載があるか
- トラブル発生時の対応に関する記載があるか
なども確認しましょう。
リフォームでぼったくられた!と思ったらどうすればいい?
リフォームでぼったくられたと感じたら、どのように対処すれば良いのでしょうか?
まずは冷静に対処し、証拠となる資料を収集する
まずは冷静に対処し、証拠となる資料を収集することが大切です。証拠となる資料には、
- 見積書
- 契約書
- 領収書
- 工事中の写真や動画
- 業者とのやり取りの記録(メールや電話の内容など)
などがあります。これらの資料をしっかりと保管しておきましょう。
業者と話し合い、納得のいく解決策を見つけ出す
証拠となる資料を収集したら、業者と話し合い、納得のいく解決策を見つけ出すようにしましょう。話し合いでは、
- 冷静に事実を伝える
- 感情的にならず、穏やかな態度で話す
- 具体的な解決策を提案する
など、心掛けましょう。
必要に応じて消費者センターや弁護士に相談する
業者との話し合いがうまくいかない場合は、消費者センターや弁護士に相談することも検討しましょう。消費者センターでは、
- リフォームに関する相談
- 業者の対応に関する相談
- 法律に関する相談
など、様々な相談に対応しています。弁護士は、
- 法的アドバイス
- 業者との交渉
- 訴訟手続き
など、様々なサポートをしてくれます。消費者センターや弁護士に相談することで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。
リフォームトラブルに備えよう!
リフォームトラブルを未然に防ぐためには、事前にしっかりと対策をしておくことが大切です。以下に、リフォームトラブルに備えるためのポイントをご紹介します。
契約前に工事内容を詳細に記録しておく
契約前に、
- 工事内容
- 使用材料
- 工期
- 金額
- 支払い方法
- 保証内容
- アフターサービス
などを詳細に記録しておきましょう。記録しておくことで、後からトラブルになった際に、証拠として提出することができます。また、
- 契約書の内容をしっかりと確認する
- 不明な点は、必ず業者に質問して確認する
- 契約書の内容と見積書の内容に矛盾がないかを確認する
なども大切です。
工事中の状況を写真や動画で記録しておく
工事中は、
- 工事の進捗状況
- 使用されている材料
- 施工不良箇所
などを写真や動画で記録しておきましょう。記録しておくことで、後からトラブルになった際に、証拠として提出することができます。
トラブル発生時には冷静に対処し、証拠となる資料を収集する
トラブルが発生した場合は、冷静に対処し、証拠となる資料を収集することが大切です。証拠となる資料には、
- 見積書
- 契約書
- 領収書
- 工事中の写真や動画
- 業者とのやり取りの記録(メールや電話の内容など)
などがあります。これらの資料をしっかりと保管しておきましょう。
まとめ
リフォームは、住まいを快適にするための大きな投資です。ぼったくり業者に遭わないためには、
- 事前にしっかりと情報収集をする
- 複数の業者から見積もりを取り、比較検討する
- 契約前にしっかりと内容を確認する
- トラブルに備えて、証拠となる資料を収集しておく
など、注意が必要です。この記事を参考に、安心してリフォームを進めていきましょう。