【賢い】リフォーム業者の探し方と選び方

空前のリフォームブームで、住宅のリフォーム件数は過去数年間増え続けているそうです。

これに伴い、リフォーム工事を行う業者の数も増えており、選択肢の幅が増えたことはありがたいのですが、多種多様な特徴を持つ業者の中から自分にぴったりの業者を選ぶことが容易ではなくなってきています。

自分のイメージ通りのリフォームを成功させてくれる業者はどこなのか???

このようにお悩みの方のために、リフォーム業者の探し方と選び方についてお話していきます。

リフォーム業者の探し方

リフォーム業者の探し方
リフォーム業者を探すという作業自体は、それほど難しくはありません。

コンピューター社会である現代、インターネットを通してあらゆる情報を得ることができます。

リフォーム業者についても、リフォーム検索サイトで調べたり、自分でキーワード入力により検索して調べることができます。

その他、近所の工務店を直接訪ねてみる、知り合いに紹介してもらう、今住んでいる家を建てた会社に問い合わせるなど、いろいろな方法があります。街中の看板やチラシなどの宣伝広告から見つけることもできます。

リフォームを考えだしたら、日々を過ごしながらも知らず知らずのうちにリフォームに関して意識が高まるもので、今まで気にも留めなかった情報にも目に留まるようになるものです。

“目に留まった”ぐらいのことで業者を決めてしまっていいのか?と思われるかもしれませんね。しかし実際には、業者を探すこと=業者を決めることにはなりません。

とりあえず何社かをリストアップするというところです。

その後、相見積もりをとって自分に合う一社を選ぶというより重要な作業が待っているのです。

リフォーム業者の選び方

リフォーム業者の選び方

得意とするリフォームは何か?

リフォームと一口に言っても、その幅は広く、水回り設備の入れ替えから、外壁の塗り替え、あるいは大掛かりな間取り変更工事まで、様々なものがあります。

業者によっては、水回り設備工事を得意としている会社、逆に全面リフォームばかりを主に手掛けている会社もあるでしょう。

外壁や屋根工事など、専門の職人さんでなければ対応できないものもあります。

例えば、単純に「システムキッチンを新しいものに入れ替えたい」という場合や、「古いお風呂が使いにくくて困っているのでなんとかしたい」などという場合、住宅設備機器メーカーなど、水回りの工事を得意としている会社に依頼すれば安心ですね。

「雨漏りがするから屋根の修理をするついでにきれいな色にしたい」という時には、屋根工事専門の職人さんにお願いすることになります。

しかしこれが、「キッチンを新しくして、リビングダイニングをオープンスペースに、ついでに屋根や外壁も塗りなおしたい」ということになるとどうでしょう。

水回り、塗装、大工仕事をまとめてお願いするには、日頃から大掛かりなリフォームを手掛けている会社を選ぶことが得策となります。

このように、リフォームといってもいろいろな形があるので、自分が行いたいリフォームに合った業者を探すことが必用です。

プロとしての適切なアドバイスや独自プランの提案があるか?

リフォームを行う時には、どのようなリフォームをしたいのか、自分の要望をシッカリと伝えることが大切です。

その時、業者の方に対して、「じっくりとヒアリングをしてこちらの理想をすべてを汲み取り、イメージ通りのプランとして表現してほしい」などと期待していませんか?

こちらの要望をよく聞いてくれることは確かに大切ですよね。

しかし、「要望を取り入れながらも、プロとしてのアドバイスや提案をしてくれるかどうか?」ということが、さらに重要なポイントとなります。

依頼する側としては、外観、内装、設備機器、その他もろもろ理想とするイメージがあります。さらに雑誌やリフォーム会社の素晴らしい施工例などを見るとつい憧れてしまい、よいところ全てをまねしたくなってしまいがちです。

しかし当然、そこには予算との兼ね合いというものがありますし、それぞれの家の立地や築年数や状態などに合うか合わないかなどという問題もあるのです。

例えば同じキッチンでもグレードの高いものを見てしまったらそちらの方が欲しくなりますし、樹の香りいっぱいの無垢材をふんだんに使った施工例や、屋上のある家を見れば、うちもそうしたいと思うかもしれません。

果たして、全ての要望を満たすことができるでしょうか?または、全てを満たす必要があるのでしょうか?

こういった時こそ、プロの出番なのです。

プロの目線から、ローコストの提案をしてくれたり、メリットだけでなくデメリットも説明しながら、自分の家にあったプランを提案してくれる会社でなければ、良いリフォームを目指すことはできないでしょう。

この家とこの家族にとっての最適なプランを提案してほしいのです。

見積書にある資材や設備についても、サンプルやカタログを見せてくれる会社は誠意がある会社といえます。

“この資材や設備にこの値段”と紐づけることが、見積書をチェックする上で大切だからです。

また、大掛かりなリフォームを行うのであれば、安全な住まいを確保するために、耐震性能についても診断できる会社を選びたいものです。

築年数の高い家は耐震性の不安があります。

リフォームで見た目はきれいになっても、この先何十年も安心して住める家でなければ困ります。

素人にはわからない耐震性能に関する提案や、その工事技術を持っていることもポイントではないでしょうか。

担当者との相性は良いか?

リフォーム工事は長期戦です。

信頼できる業者を選んだあとは、どんなリフォームをしたいのか?、悩みは何なのか?から始まり、プランの検討、細かい資材、設備の選定、資金関係の相談などなど、打ち合わせに打ち合わせを重ねていきます。

相性がよく話がはずみ、気になることは何でも聞いたり話せる担当者であれば、この長期戦も苦にならず、良いリフォームにむけて二人三脚で進んでいくことができるでしょう。

逆に、自分の意見を言いにくかったり、プロという立場で知識豊富であるがゆえに、こちらの希望を言うと上から目線でピシャっと抑えられてしまうなどという関係であると、結果的に不満が残ってしまうかもしれません。

たかが相性ですが、されど相性。担当者との相性は、意外に馬鹿にできないポイントです。

質問に対する納得できる回答ができるか?

リフォームもそれなりに費用がかかります。

特に大掛かりなリフォームとなると、実はかなり大きな金額になります。

工事が始まってから「こんなはずではなかった~」と簡単にやり直すことはできませんので、事前にわからないことはしっかり確認しておく必用があります。

そのためにも、こちらの質問にわかりやすく的確に回答してくれる業者を選びましょう。

建築についての話は、素人には大変難しいものですが、そこをわかりやすい言葉で丁寧に説明してくれる業者なら安心です。

難しい専門用語ばかり飛び出してきて理解できないまま進めてしまうと、後々トラブルの原因となりがちです。

見積書の内容も、納得がいくように細かく説明してくれる業者は安心です。

フットワークよく動いてくれるか?

新築でもリフォームした家でも同じですが、実際に住んでみてから気が付くことは多いものです。

リフォーム工事が無事に終わって実際に住みだしてから、何かしら困ったこと、聞きたいこと、見てもらいたいことなどが発生する可能性はあります。

例えば、大雨が降って雨漏りがしてきたとか、水道の水が止まらないるとか、ドアの締まり具合が悪いなどなど。

そういった時に、すぐに連絡がついて来てもらえると安心ですよね。遠いところの業者であると来てもらうのに時間がかかり対応が遅れてしまうかもしれません。

また、近くても誠意的に動いてくれず、こちらはすぐにでも対応して欲しいのに何日も待たされるのでは困ります。

困り事があるときにすぐに来てくれるというフットワークの良さも、リフォーム業者選びのキーポイントです。

アフターサービスの善し悪しは?

アフターサービスについても確認しておきましょう。

何と言っても家の工事です。

無事に完成しても、これから何十年と長い間使う家、住まう家なのですから、アフターサービスは大切ですね。

正直、住んでみないとわからないということもたくさんあるでしょう。

工事に関しては、依頼者とリフォーム業者で保証契約を交わします。

内容は業者によって変わってきますので、細かい部分まで確認してみましょう。

家のどの部分の修理が何年保証なのか、どのような場合に保証があり、何が保証外なのかなど、アフターサービスの内容は、業者選択の大きなポイントとなります。

まとめ

まとめ
リフォーム業者の探し方と選び方について、大事な点をお話ししました。

リフォームを成功させるためには業者選びが大きなカギとなります。

リストアップした数社の中から、自分が行いたいリフォームに合った業者を慎重に選びたいですね。