古い家の防寒対策!冬を快適に過ごすための17選
築年数が古い家は、断熱材がなかったり、劣化していたりして、冬は寒くて困っている方も多いのではないでしょうか?
せっかく暖房をつけても、なかなか部屋が温まらず、電気代もかさむ…そんな悩みをお持ちのあなたへ、古い家の防寒対策を徹底解説します!
この記事では、手軽にできるDIY対策から、本格的な断熱リフォームまで、様々な方法を紹介します。
さらに、断熱リフォームに役立つ補助金や助成金についても詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んで、快適な冬を過ごしましょう!

古い家の寒さの原因をチェック!なぜ寒いのか理解しよう

古い家は、最近の住宅と比べて、断熱性能が低く、隙間風も入りやすい傾向があります。
そのため、せっかく暖房をつけても、なかなか部屋が温まらなかったり、足元が冷えたりと、寒さを感じやすいのです。
古い家が寒い主な原因は以下の通りです。

窓の断熱性能が低い

古い家の窓は、断熱性能の低い単板ガラスが使われていることが多く、外の寒さがダイレクトに伝わってきます。
また、窓枠も熱伝導率の高いアルミサッシが使われていることが多いので、そこから冷気が伝わってきます。

隙間風が入ってくる

古い家は、経年劣化によって建物に歪みが生じ、窓やドア、壁の隙間から隙間風が入り込みやすくなっています。
隙間風は、暖房で温めた空気を逃がしてしまうだけでなく、冷たい空気を室内に運んでしまうので、部屋全体が冷えてしまいます。

断熱材の劣化や不足

古い家では、断熱材が劣化したり、そもそも不足していたりするケースもあります。
断熱材が劣化すると、断熱性能が低下し、外の寒さが室内に伝わりやすくなってしまいます。
また、断熱材が不足している場合は、壁や床、天井から冷気が入り込みやすくなります。

床下の寒さ

古い家では、床下に断熱材が入っていないことが多く、床下からの冷気がダイレクトに伝わってきます。
床下の冷気は、足元を冷やすだけでなく、部屋全体を冷やす原因にもなります。

建物の構造上の問題

古い家の構造には、通気性を重視した設計断熱材がなかった時代の設計などが多く見られます。
そのため、現在の住宅と比べて、断熱性能が低く、隙間風も入りやすい構造となっています。

手軽にできる!古い家の防寒対策5選

古い家の寒さ対策は、リフォーム以外にも、手軽にできる方法がたくさんあります。
まずは、簡単にできるDIY対策から試してみましょう!

窓に断熱シートやプチプチを貼る

窓から冷気が入ってきてしまうのを防ぐには、断熱シートやプチプチを貼るのが効果的です。
断熱シートは、窓ガラスに貼るだけで、室内の暖気を逃がさず、外の冷気を遮断してくれます。
ホームセンターや100均などで手軽に購入できます。
プチプチも、空気の層を作ることで断熱効果を発揮します。
窓ガラスに直接貼ることができるので、窓の開閉にも影響ありません。
ただし、断熱シートやプチプチを貼ると、見た目が悪くなってしまう場合もあります。

隙間テープで隙間を塞ぐ

隙間風を防ぐには、隙間テープを貼るのが効果的です。
隙間テープは、窓枠やドア枠、壁の隙間などに貼って、隙間風を遮断します。
ホームセンターや100均などで様々な種類が販売されています。
隙間テープは、簡単に貼ることができ、費用も安く抑えられます。

断熱カーテンを使用する

断熱カーテンは、通常のカーテンよりも厚手で、断熱効果の高い素材でできています。
窓際に設置することで、外の冷気を遮断し、室内の暖気を逃がしません。
断熱カーテンは、見た目が良いだけでなく、遮光効果も高いので、寝室にもおすすめです。

床にホットカーペットやアルミシートを敷く

床からの冷え込みを防ぐには、ホットカーペットやアルミシートを敷くのが効果的です。
ホットカーペットは、電気で床を暖めるので、足元から暖かく過ごすことができます。
アルミシートは、熱を反射する効果があり、床からの冷気を遮断します。
ホットカーペットの上にアルミシートを敷くと、さらに暖かくなるのでおすすめです。

暖房器具を活用する

暖房器具を効果的に使うことも、古い家の寒さ対策に重要です。
暖房器具の種類によって、暖め方が異なりますので、部屋の構造や広さに合った暖房器具を選びましょう。

効果的な断熱リフォームで寒さ対策!費用やメリットも解説

DIYでできる対策を試しても、まだ寒さを感じたり、根本的な対策をしたい場合は、断熱リフォームがおすすめです。
断熱リフォームは、窓や壁、床、屋根などの断熱性能を向上させることで、家全体を暖かくすることができます。

窓のリフォーム(ペアガラス・複層ガラスへの交換)

窓のリフォームでは、断熱性能の高いペアガラス複層ガラスへの交換が一般的です。
ペアガラスとは、2枚のガラスの間に空気層を挟んだガラスで、断熱効果が高く、結露の発生も抑制できます。
複層ガラスはペアガラスよりもさらに断熱効果が高く、3枚のガラスの間に空気層を挟んだガラスです。
窓ガラスを交換するだけで、部屋の温度がぐんと上がります。
ただし、窓ガラスの交換は費用がかかるため、予算と相談して検討しましょう。

床下の断熱リフォーム

床下の断熱リフォームは、床下から冷気が上がってくるのを防ぎ、足元から暖かくすることができます。
床下の断熱リフォームには、床下全体に断熱材を敷き詰める方法や、床下の基礎部分に断熱材を施工する方法などがあります。
床下の断熱リフォームは、床を剥がす必要がないため、比較的費用を抑えられます。

壁や天井の断熱リフォーム

壁や天井の断熱リフォームは、家全体の断熱性能を大幅に向上させることができます。
壁や天井に断熱材を充填することで、室内の暖気を逃がさず、外の寒気を遮断します。
ただし、壁や天井の断熱リフォームは、壁を壊す必要があるため、費用がかかります。

外壁の断熱リフォーム

外壁の断熱リフォームは、家の外側から断熱材を施工する方法です。
外壁全体を断熱材で覆うことで、家全体の断熱性能を大幅に向上させることができます。
外壁の断熱リフォームは、費用が高額になることが多いですが、断熱効果が非常に高いので、長期的な視点で考えるとコストパフォーマンスが高いと言えます。

断熱リフォームの費用相場

断熱リフォームの費用は、リフォーム箇所や断熱材の種類、施工方法によって大きく異なります。
目安としては、下記の通りです。

  • 窓リフォーム:5万円~30万円
  • 床下断熱:10万円~50万円
  • 壁・天井断熱:30万円~100万円
  • 外壁断熱:50万円~200万円

古い家の断熱リフォームで使える補助金・助成金

断熱リフォームには、国や自治体から補助金・助成金が支給される場合があります。
補助金・助成金を利用すれば、断熱リフォームの費用を抑えることができます。

グリーン住宅ポイント制度

グリーン住宅ポイント制度は、省エネ性能の高い住宅の新築やリフォームを行う際に、ポイントがもらえる制度です。
ポイントは、商品券やギフト券などに交換することができます。

省エネ住宅ポイント制度

省エネ住宅ポイント制度は、住宅の省エネ性能を向上させるリフォームを行う際に、ポイントがもらえる制度です。
ポイントは、商品券やギフト券などに交換することができます。

自治体の補助金

自治体によっては、断熱リフォームに対して補助金が支給されている場合があります。
お住まいの自治体のホームページなどで、補助金制度を確認してみましょう。

リフォームローンを活用する

断熱リフォームの費用がまとまって用意できない場合は、リフォームローンを利用しましょう。
リフォームローンは、リフォーム費用を借りることができるローンで、金利が低く設定されている場合が多いです。

補助金・助成金の申請方法

補助金・助成金の申請方法は、制度によって異なります。
申請書類や必要書類、申請期限などは、各制度のホームページなどで確認しましょう。

まとめ

この記事では、古い家の防寒対策について、手軽にできるDIY対策から本格的な断熱リフォームまで、様々な方法を紹介しました。
古い家は、断熱性能が低く、隙間風も入りやすいので、寒さ対策は必須です。
DIYでできる対策を試して、それでも寒さを感じるのであれば、断熱リフォームを検討しましょう。
断熱リフォームには、国や自治体から補助金・助成金が支給される場合があるので、賢く活用して、快適な冬を過ごしましょう!