リフォームで税金が戻ってくる?確定申告で賢く節税する方法を解説!

リフォームを検討しているけど、費用が気になる…そんな方はいませんか?実は、リフォームには税金が控除される制度があるんです。確定申告をすることで、リフォームにかかった費用の一部が戻ってくる可能性があります。この記事では、リフォームと確定申告の関係について詳しく解説します。具体的にどんなリフォームが対象なのか、どれくらいお得になるのか、確定申告の手続き方法まで、わかりやすく説明します。ぜひ最後まで読んで、リフォームを賢くお得に進めましょう!

リフォームは確定申告で税金が控除されるってホント?

結論から言うと、リフォームをした場合は、内容によっては確定申告をすることで税金が控除されることがあります。リフォームの減税は、大きく分けて「住宅ローン減税」と「投資型減税」の2つがあります。それぞれの特徴や対象となる工事について、詳しく見ていきましょう。

リフォームで適用される税制特例とは?

リフォームで適用される税制特例は、主に次の2つです。

  • 住宅ローン減税
  • 投資型減税

住宅ローン減税は、リフォーム費用を借り入れた際に適用される減税です。一方、投資型減税は住宅ローンを利用せずに、自己資金でリフォームを行った際に適用される減税です。どちらの制度を利用できるかは、リフォームの方法や費用によって異なります。

住宅ローン減税

住宅ローン減税は、10年以上の住宅ローンを利用してリフォームを行った場合に、年末時点の住宅ローンの残高の0.7%が所得税から控除される制度です。住宅ローン減税の対象となるリフォームは、国が定める特定の工事です。具体的な工事内容については、後述します。

住宅ローン減税の控除期間は、原則10年間です。つまり、リフォームを行った翌年から10年間、毎年所得税から控除を受けることができます。

住宅ローン減税の控除額は、年末時点のローン残高の0.7%なので、最大で年間14万円、10年間で最大140万円の控除が受けられます。

投資型減税

投資型減税は、住宅ローンを利用せずに自己資金でリフォームを行った場合に利用できる減税制度です。投資型減税の対象となるリフォームは、住宅ローン減税と同様に、国が定める特定の工事です。

投資型減税では、リフォームが完了した年の所得税から、リフォーム費用の一部が控除されます。控除額は、リフォームの種類によって異なりますが、一般的にはリフォーム費用の10%が上限となります。

投資型減税は、住宅ローン減税と比べて控除期間が1年間と短く、控除額も少ないですが、住宅ローンを組む必要がないため、手軽に利用できる減税制度です。

リフォーム減税の対象となる工事は?

リフォーム減税の対象となる工事は、以下の5つです。

  • 耐震リフォーム
  • バリアフリーリフォーム
  • 省エネリフォーム
  • 三世代同居リフォーム
  • 長期優良住宅化リフォーム

それぞれのリフォームについて、詳しく見ていきましょう。

耐震リフォーム

耐震リフォームは、地震に強い住宅にするためのリフォームです。古い住宅は、現在の耐震基準を満たしていない場合があり、地震発生時に大きな被害を受ける可能性があります。耐震リフォームでは、柱や梁を補強したり、壁に耐震パネルを設置したりすることで、住宅の耐震性を高めます。

バリアフリーリフォーム

バリアフリーリフォームは、高齢者や障がい者の方でも、安全で快適に生活できるよう、住宅の改修を行うリフォームです。具体的には、手すりの設置、段差の解消、滑りにくい床材への張り替え、通路の拡張などが挙げられます。

省エネリフォーム

省エネリフォームは、住宅の断熱性能を高めたり、省エネ型の設備を導入したりすることで、エネルギー消費を抑えるリフォームです。具体的には、窓の断熱改修、壁や屋根の断熱材の追加、高効率給湯器の設置などが挙げられます。

リフォーム減税でどれくらいお得になるの?

リフォーム減税でどれくらいお得になるかは、リフォームの種類や費用、そしてあなたの所得によって異なります。ここでは、具体的な減税額の計算方法と、いくつかの例を紹介します。

減税額の計算方法

減税額は、リフォームの種類と費用によって異なります。それぞれの減税制度には、控除対象となる上限額が設定されています。減税額は、この上限額を考慮して計算されます。

具体的な減税額の例

具体的な減税額の例として、耐震リフォームの場合を例に挙げてみましょう。

耐震リフォームの費用が100万円の場合、投資型減税の控除額は10万円(100万円 × 10%)です。

住宅ローン減税の場合、年末時点のローン残高が1,000万円だとすると、控除額は7万円(1,000万円 × 0.7%)です。

このように、リフォームの種類や費用、そして住宅ローンの残高によって、減税額は大きく変わります。

リフォーム減税を活用した賢い資金計画

リフォーム減税は、リフォーム費用を抑えるための有効な手段です。リフォームを検討する際には、減税制度を活用できるかどうかを事前に確認しておきましょう。

減税額を考慮することで、リフォームの資金計画を立てやすくなり、より理想のリフォームを実現できるかもしれません。

リフォーム後の確定申告の手続き

リフォーム減税の対象となるリフォームを行った場合は、確定申告を行う必要があります。確定申告の手続きは、次のとおりです。

確定申告の時期

確定申告は、リフォームが完了した翌年の2月16日から3月15日までに、税務署で行います。例えば、2023年12月にリフォームが完了した場合、2024年の2月16日から3月15日までに確定申告を行う必要があります。

必要な書類

確定申告に必要な書類は、以下のとおりです。

  • 確定申告書
  • 増改築等工事証明書
  • 登記事項証明書
  • 源泉徴収票(給与所得者の場合)
  • 借入金の年末残高等証明書(住宅ローン減税の場合)

これらの書類は、税務署やリフォーム会社、金融機関などで入手できます。確定申告の時期までに、必要な書類をすべて揃えておきましょう。

確定申告の方法

確定申告は、税務署に直接行くか、郵送で申告書を提出するか、e-Taxで申告することができます。

e-Taxは、インターネットで確定申告を行うことができるシステムです。e-Taxを利用すると、税務署に直接行く必要がなく、自宅で簡単に確定申告ができます。

まとめ

リフォームは、住宅の価値を高め、快適な生活を実現する有効な手段です。リフォームを検討する際には、減税制度を活用することで、リフォーム費用を抑え、より理想のリフォームを実現できます。

この記事では、リフォーム減税の制度概要や対象となる工事、減税額の計算方法、確定申告の手続きについて解説しました。

リフォーム減税を利用することで、より快適な住まいを、よりお得に手に入れることができます。ぜひ、今回の内容を参考にして、リフォームを検討してみてください。